診断後の基本的な流れ

基本的な流れを示します。

 

① 画像診断(CT、MRI、シンチなど)で腫瘍の位置、大きさ、転移の有無などを調べる。

 

② 容易に摘出できそうなものなら全身麻酔で摘出。でもこうなることは少ない。

 

③ 摘出が不可能な場合、全身麻酔で生検(小さな手術をして、腫瘍を摘出するのではなく指先くらいの組織を取ってきて、病理診断、つまり顕微鏡で調べて診断を確定する)。

同時に化学療法の時に使用するカテーテル(点滴の管)を入れる。また、骨髄転移があるかどうかを調べることもある。

要は、麻酔をかけてしなければならないことを全部一気にやってしまう。

 

④ 化学療法を始める。

 

⑤ 化学療法の効果を定期的に調べる。CTやMRI、腫瘍マーカーなどで効果を判定する。

 

⑥ 小さくなったところで手術を行い、摘出する。

これは腫瘍によっても違い、肝芽腫のように完全切除が救命の絶対条件の腫瘍もあれば、神経芽腫のように化学療法を邪魔しない程度に切除すべき、という腫瘍もある。

 

病院によっても違いますが、神奈川県立こども医療センターでは分業が確立されています。

外科の担当は生検、カテーテル挿入、摘出で、化学療法と骨髄検査は血液再生医療科、画像診断は放射線科、病理診断は病理科の医師が、それぞれ担当します。

 

Tumor Boardという会を開き、上記の専門科の医師たちが一堂に会して個々の患者さんについて治療方針を決めています。

 

また、必要に応じて麻酔科(ペインクリニック)、精神科の医師もチームに加わります。

 

小児がん治療は病院の総力戦なのです。

 

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